2020/09/24
—葉桜の季節に君を想うということ—
新型コロナウイルスの流行は、まだまだ続きそうです。というかもう収束することはないのかもしれません。
徐々に秋らしい日が増えてきており、夜はずいぶん寒くなりました。今年はコロナの影響で特に出かけることも少なく夏もいつの間にか過ぎているような気がします。
ソーシャルディスタンスの確保、マスク着用、手洗いをしっかり行い、体調管理には気を付けてお過ごしください。
私がこの本と出会ったのはもう10年以上前になるでしょうか。本屋さんで他のお客さんがその友達に勧めているのを聞いて、なんとなく手に取り購入しました。
おそらく今まで読んだミステリーの中で一番驚かされた作品だと思います。ネットで「おすすめミステリー」と検索すると必ず出てくるくらい有名な作品です。
「何でもやってやろう屋」を自称する成瀬将虎なる主人公が奮闘する恋愛ミステリーです。始まりの文章から洗脳されて、まんまと作者の思うつぼにハマっていきます。途中、中だるみ感が否めないところもありますが、衝撃の事実を知ったときには「えー!?」と思うこと間違いないと思います。
私が小説を読むときは、なんとなく描写から情景や人物を思い描いて読み進めることが多いですが・・・
最初のおすすめ作品「イニシエーション・ラブ」は前田敦子、松田翔太主演の映画になっています。この作品が映画化されることを知ったときどうやって作るのだろうと思いましたが、映像化しても本の本質は損なわれることなく、楽しめる映画作品でした。
もし「葉桜の季節に君を想うということ」が映画化されることがあるならば絶対に見に行きたいと思いますが、出版されて17年ほど経過してもまだ映画化されていないので、映像化は難しいのかもしれません。
前置きが長くなりましたが秋の夜長に、作者(歌野晶午)にしてやられたと驚かされてみてはいかがでしょうか。